8月23日から新学期を迎える学校もある中、子どもへの新型コロナウイルス感染が増えている。

校歌斉唱は心の中で…感染対策を徹底
ランドセルを背負い、久しぶりに登校する子どもたち。全国各地の一部の小・中学校では、早くも8月23日から新学期が始まった。

福島市の福島第三小学校では、校歌斉唱を心の中で歌うなど、徹底した感染対策を行っていた。

生徒:
普段なら、ばあばの家に行っているのに、コロナのせいで行けなかったのが悲しい。

その一方、感染の急拡大を受け、神奈川県では川崎市・相模原市に続いて23日、新たに横浜市や大和市の小・中学校が、8月末まで夏休みの延長を決めた。

背景にあるのは、子どもたちへの感染拡大。10代以下の感染者数を見てみると、この1カ月で6倍以上に膨れ上がっている。

小児科の医師は現状について…。

有明こどもクリニック豊洲院 村上典子医師:
陽性になる(子どもの)率は、大体10分の1ぐらいだったのが、ここのところは半数。目に見えて増えているという実感があります。

橋下徹氏「それぞれの保護者が責任を持って判断すべき」
梅津弥英子キャスター:
子どもへの感染が急拡大する中、夏休みがいつまでなのか?新学期は学校へ行けるのか?というのが、私の友人の間でも非常に関心が高くなっています。

村上医師によると「小さなお子さんは何でも触って口に持っていってしまうし、保育園児はマスクできたとしても、頭を寄せ合って声を出して遊ぶということで、友達との距離感が近く感染を防ぐということは難しい」ということなんです。

加藤綾子キャスター:
感染拡大も心配ですし、でも夏休みが延長となると学業をどうするのか?とか、親御さんも急に言われても大変だと思うのですが…。橋下さんはお子さんがたくさんいらっしゃいますけれども、どう感染対策されていますか?

元大阪府知事 橋下徹氏:
お上に頼ってても仕方ないです。今の日本の政治行政は、ぐちゃぐちゃで統治不能状態だと思っているので、これは各保護者が責任を持って判断しなきゃいけないと思っています。

これは正解がないと思っていて、僕の考え方が絶対的に正しいと言うつもりはないのですが、僕は夫婦でワクチンを打ったので、重症化して医療の方に負担をかけないのであれば、子どもを閉じ込めておくことの弊害の方が大きいと思っていて。子どもには「リスクの高いところへ行くなよ」とは言っていますけど、ある程度の活動は認めています。家庭内感染するのは、ある意味仕方がないという諦めを持っています。

でも、家庭によっては「絶対に感染するのは嫌だ」ということで、子どもの活動を止めるっていう家庭もあるだろうし、これは各家庭の判断かなと思いますね。

梅津弥英子キャスター:
国として“学びの場を保障する”という考え方ですが、橋下さんも“奪わない”という考え方でしょうか?

元大阪府知事 橋下徹氏:
奪わない。それはオンラインもありますしね。

梅津弥英子キャスター:
自治体によって、親御さんがまだワクチンを打てていないというところもあるのが心配だなと…。

元大阪府知事 橋下徹氏:
だから、心配だったら学校に通わせないというのも、1つの判断でいいと思いますよ。

梅津弥英子キャスター:
それぞれ親御さんは、頭が痛いところかもしれません

2021年8月23日 17時55分
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/20745885/