https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM014AF0R00C21A9000000/
 京都の風景を再現した中国最大級となる日本をテーマにした複合商業施設が1日、地元政府の指示で営業を停止した。再開時期は未定。
この施設は日本の商品を売り込む一大拠点をめざして8月21日に正式開業したばかり。ネット上で「日本文化による侵略だ」などと批判が集まったことが要因という。

この施設は東北部の遼寧省大連市にある「盛唐・小京都」。1日時点では商業エリアが封鎖されていた。
運営する地元の不動産会社、大連樹源科技集団の幹部は「大連市政府から8月30日夜、営業の暫定停止を指示された」と説明した。

市政府は理由として「ネット上で批判が集まった」ほか、「客が密集して新型コロナウイルスの対策で不利だ」などと説明したという。
第1期事業の29店舗はパナソニックの家電販売店、北海道や広島県の物産店、日本料理店などで、閉鎖は経営に打撃となる。
別荘の販売は引き続き行うという。

開業後、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」ではユーザーから「大連は日本がかつて占領していた町。日本文化による中国への侵略だ」といった批判が多く書かれた。「日本企業の誘致は他の都市もやっている」と擁護する意見もあり、論争になっていた。
大連市政府はこれまで同事業を全面支援し、2019年4月に東京で開いた調印式には大連市長も出席した。
ネットで批判が高まるなか、対応を迫られた形だ。

同施設は約60万平方bの土地に店舗や別荘などを建設する事業で、総工費は60億元(約1千億円)。24年に完成予定だった。


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