校則見直しの中 佐賀市の中学校が服装検査で肌着を目視確認

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20210910/5080009917.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐賀県でも校則の見直しが進むなか、9月、佐賀市の中学校で女子生徒の
セーラー服の上着をまくらせて、肌着を着ているか確認する服装検査が行われていたことがわかりました。
佐賀市教育委員会は不合理な校則を見直すよう学校側に通知していて、
運用面でも指導を進めるとしています。

佐賀県の県立学校では、生徒の人権に配慮して下着の色を定める規定を、
校則から削除するといった見直しの動きが進み、佐賀市の教育委員会でも各中学校に対し、
不合理な校則は見直すよう通知していました。

こうしたなか、佐賀市の大和中学校では9月2日、教諭が目視で
生徒が肌着を着ているか確認する服装検査が行われていたということです。
具体的には、教室のそばのホールでクラスごとに生徒が一列に並び、
女子にはセーラー服の上着を数センチほどまくらせて、男子にはシャツの襟をひらかせて、
それぞれ同性の教諭が肌着を着ているかチェックしていました。

女子生徒と男子生徒は10メートルほど離れてはいたものの、検査は同じ場所で行われていたということです。
学校は肌着の確認を子どもの健康を守る目的で行っていましたが、今後は検査方法を改めるとしています。

小田信教頭は「教員のなかからは見直しの声もあがっていたが、
まだ見直しに至っていなかった」と話しています。

佐賀市教育委員会学校教育課は「必要に応じて校則を見直すよう学校側には指導していたが、
具体的な運用面でも指導していく」としています。

09/10 12:37