ついに誹謗中傷の「ヤフコメ」に罰金10万円 そのワケと今後の留意点は?
9/18(土) 9:36

 インターネット上の誹謗中傷が社会問題化する中、「ヤフコメ」と呼ばれるヤフーニュースのコメント欄への書き込みが名誉毀損罪に問われ、略式起訴されて罰金10万円の略式命令が下されたことをご存知だろうか。

どのような事件?
 発端は、2018年にヤフーニュースが転載した大阪府高槻市議に関する産経新聞の記事だ。高槻市では大阪北部地震で小学校のブロック塀が倒壊し、下敷きになった女児が死亡していた。記事は市議の1人がこの件に関して市に住民監査請求を行ったものの、却下されたという内容だった。

 これに対し、高槻市に住む男性は、コメント欄にこの市議がある宗教団体に属しているとか、遊説場所で幸運を呼ぶ壺のようなものを買わされそうになったとウソの書き込みをした。

 市議は裁判でヤフーから発信者情報の開示を得たうえで、損害賠償を求めてこの男性を提訴し、併せて大阪府警に名誉毀損罪で刑事告訴した。

 民事裁判では和解が成立し、解決金も支払われたが、告訴は取り下げられず、警察は今年4月にこの事件を検察に送付した。検察が5月に略式起訴した結果、裁判所が罰金10万円の略式命令を下したというわけだ。

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