新型コロナワクチン
~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~
公益社団法人日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20210903_corona.pdf

小児 COVID-19 患者の多くは軽症ですが 、まれながら重症化
することがありますし 7)、同居する高齢者の方がいる場合には感染を広げる可能性もありま す。

子どもへのワクチン接種は、先行する成人への接種状況を踏まえて慎重に実施されるこ とが望ましく、また、接種にあたってはメリットとデメリットを本人と養育者が十分に理 解していること、接種前・中・後におけるきめ細かな対応を行うことが前提であり、でき れば個別接種が望ましいと考えます。
やむを得ず集団接種を実施する際には、本人と養育 者に対する個別の説明をしっかり行う配慮が望まれます。ワクチン接種を希望しない子どもと養育者に対しては、特別扱いされないような十分な配慮が必要と考えます

小児 COVID-19 が比較的軽症である一方で、国外での小児を対象とした接種経験等では、ワクチン接種後の発熱や接種部位の疼痛等の副反応出現頻度が比較的高いことが報告されています 。十分な接種前の説明がないまま副反応が発生することがないようにすることが重要です。 最近イスラエルや米国などから、若年男性におけるワクチン接種後の心筋炎の発症が報告されています