河北新報 2021年10月25日 17:57

 中世から近世にかけて奥州の要となった二本松城の城跡に多くの人に来てもらおうと、福島県二本松市は、登城を記念する「御城印(ごじょういん)」を販売している。

 江戸時代後期に二本松藩を治めた丹羽(にわ)家の家紋「直違紋(すじかいもん)」や城を象徴する「箕輪門(みのわもん)」を配した。「二本松城」などの文字は、同市の書道家神野昭治さん(90)が一筆振るった。

 紙は同市で1000年以上にわたり生産されている「上川崎和紙」を使用。家紋などを計2000枚に印刷し、城跡の霞が城公園やJR二本松駅前の観光案内所などで販売している。

 市観光課の担当者は「丹羽家のご子息に協力いただきながら準備した。地域の歴史や名所をアピールできるきっかけになればいい」と話す。

 連絡先は市観光課

https://kahoku.news/articles/20211025khn000020.html
二本松城跡の登城を記念する「御城印」
https://i.imgur.com/w0T4pJS.jpg