2021年10月28日08時25分

 【ロンドン時事】英政府は27日、2022年4月から始まる新年度の予算案を発表した。スナク財務相は議会演説で、教育や治安対策などに予算を重点配分する一方、
「これは政府のお金ではなく、納税者のお金だ」と強調し、財政規律も確保する方針を示した。政府の予算責任局(OBR)によると、国民の税負担は1950年代初頭以来の高水準に引き上げられるという。

 日本では自民党総裁選や衆院選で、具体的な財源の裏付けに乏しい大型財政出動を掲げる候補が目立ち、「バラマキ合戦」との批判も出る中、財政規律をめぐる日英の対照的な姿勢が鮮明となっている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102800299&;g=int