※日本経済新聞

オプジーボ訴訟、本庶氏と小野薬品が和解
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHC17CFN0X10C21A9000000/

2021年11月12日 16:01

がん免疫薬「オプジーボ」を巡り、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授が小野薬品工業に特許使用料の分配金約262億円の支払いを求めた訴訟で、本庶氏と小野薬品の間で12日、和解が成立した。

本庶氏はこれまで、小野薬品が米製薬会社メルクとの特許侵害訴訟の和解で受け取った金額に対し、本庶氏側への分配金が不当に少ないと主張してきた。

関係者によると、和解案では、メルクとの特許侵害訴訟に関連する分配金の割合に加え、オプジーボの開発の貢献度合いを評価し直し、反映させたもようだ。

大阪地裁は9月に和解案を提示し、両者が対応を検討していた。