「私たちの研究では、肥満、腹部の肥満が灰白質のボリューム減少にひもづいていることが分かりました。
 でも、脳構造の異常が肥満を招くのか、肥満が脳構造の変化を招くのかは分かっていません」

と話すのは、この論文の共著者であるマーク・ハンマー博士。

「この研究では、脳の特定の領域(灰白質)の縮小と肥満がリンクしていることも分かりました。
 さらなる研究が必要にはなりますが、BMIおよびウエストとヒップの比率を定期的に測ることで、
 脳の健康状態が分かるようになる日が来るかもしれません」