https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4414515.html
中国外相、「分裂と対立生み出す」と「民主主義サミット」を非難

中国の王毅外相は、アメリカが主催する「民主主義サミット」について「分裂と対立を生み出す」と非難しました。

 中国外務省によりますと、26日に開かれた中国、ロシア、インドとの外相会談で、王毅外相はアメリカが主催する「民主主義サミット」について「分裂と対立を生み出し、世界に負のエネルギーをもたらすだけだ」と非難しました。また「アメリカは世界のリーダーを気取り、すべての国に対しアメリカに従うことを要求している」と批判した上で、「民主主義の実践は国の事情によって異なり、3か国で世界に新たな民主主義観を樹立する責任がある」と主張しました。

 会議で3か国は新型コロナ対策や経済分野、アフガニスタン情勢に対する協力強化を盛り込んだ共同声明を発表。インドは「民主主義サミット」に招待されているほか、中国を念頭にした日本など4か国の協力の枠組み「クアッド」のメンバーでもあり、中国としてはインドを取り込み揺さぶりをかける狙いもあるとみられます。

27日 13時02分
TBS