災害時 孤立地域に自律飛行ドローンで物資輸送 実証実験

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20211130/2000054476.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

災害が起きて孤立した地域に自律飛行するドローンで必要な物資を届けられるようにしようと、
和歌山県すさみ町で実証実験が行われました。

この実証実験は、すさみ町や携帯大手のソフトバンクなどが行ったもので、
防災拠点となっている「道の駅すさみ」から4キロ離れた海沿いの地域までドローンを飛ばしました。
ドローンには、あらかじめ、主に海の上を通って目的地に向かうルートが入力されており、
おむすび30個入りの5キロの箱を積んだドローンは離陸後、人が操作することなく自律飛行しました。
そして、およそ12分で、指定した避難所の敷地に誤差10センチ以内の精度で着陸しました。

ソフトバンクによりますと、このドローンは衛星の位置情報などを活用して
指定した場所に高い精度で着陸できるということで、目的地が狭い場所でも
物資を届けることが可能だとしています。

ソフトバンク戦略企画推進室の木村篤 担当課長は、「南海トラフの巨大地震による被害が
懸念される和歌山県で、ICT技術で安全の確保につなげようと今回の実験を行いました。
自律飛行できるので、災害時で人手不足になっていても対応できるのではないかと期待しています」
と話しました。

11/30 17:28