米平均寿命が大幅落ち込み コロナ禍直撃、人口も停滞
2021年12月22日

【ワシントンAFP時事】米疾病対策センター(CDC)が22日公表した統計によると、米国人の2020年の平均寿命は77.0歳で、前年から1.8歳短くなった。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が直撃し、前年比の短縮幅は過去75年間で最大を記録した。

 男女別の平均寿命は男が74.2歳で女が79.9歳。
新型コロナによる20年の死者数は約35万人で全体の1割強を占め、死因別で3番目に多かった。
糖尿病の死者が初めて10万人を上回るなど、新型コロナ以外で死者が増えた疾病もあり、コロナ禍で医療へのアクセスが難しくなったことが影響した可能性がある。