>>195 忽那さんの意見
最初にオミクロン株が広がったハウテン州における感染者数と死亡者数との割合を見ると、確かにこれまでの第3波までと比べて死亡者数の増加が少ないように見えます。

しかし、これは現在の第4波ではハウテン州では50歳以上の57%がワクチンを接種していることなど、単純にウイルスの病原性だけを比較するのは困難です。

他にも、ヨーロッパで報告されている症例ではまた死亡例がないことや、アメリカで報告された43例のうち入院は1例のみで死亡者はいないことなどは、もちろん良いニュースではありますが、現在の感染者は若年者や活動性の高い旅行者が多くもともと重症化しにくいこと、過去の変異株の流行期とはワクチン接種率が異なりウイルスの病原性を比較するためにはより詳細な解析が必要なことから、現時点ではまだ「弱毒化したから大丈夫」と対策を緩めて良い状況ではないでしょう。