2021/12/23

佳境を迎えた作業場に、初めて取材カメラが入った。


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乾燥用のラックに収められる、できたての「キリスト看板」
出典: 北林慎也撮影

北林慎也
朝日新聞記者

田舎道を流していると、至るところで出くわす「キリスト看板」。この謎めいた看板が産み落とされる現場を見てみたい。年に一回の看板制作が佳境を迎える12月上旬、聖書配布協力会の活動拠点を訪ねた。(北林慎也)




文字通り神出鬼没

黒地のトタン板に聖書の言葉が染め抜かれたキリスト看板。
郊外のさびれた農機具小屋などに、消費者金融の看板や政治家ポスターと並んで貼られているのが定番だ。
日本全国どこを走っても忘れた頃に目にするぐらい、文字通り神出鬼没の出現確率を誇る。


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90センチ四方、4Lサイズの「神と和解せよ キリスト」。文字の一部が黒く塗りつぶされ「ネコと和解せよ」と書き換えられた看板もあるという
出典: 北林慎也撮影


この貼り主は、宮城県丸森町に本部があるプロテスタント系クリスチャンの集まり「聖書配布協力会」。
自らの教義や教祖を持つ宗教法人ではなく、会の趣旨に賛同する支援者らが活動を支える。
日々、聖書を要約した冊子の配布やプラカードによる街宣といった「伝道活動」に飛び回っている。


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看板バリエーションの中で最も大きい5Lサイズ。2枚を重ね合わせて貼る。「畳サイズ」と呼ぶこともあるという
出典: 北林慎也撮影

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://withnews.jp/article/f0211223003qq000000000000000W00b10101qq000024059A