共通テストで不正か 専門家「監督だけで防止は難しい」

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20220128/8030012115.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

大学入学共通テストの問題が試験中に撮影されて外部に送られ、不正が行われた疑いがある問題で、
香川県内の警察に出頭した女子大学生が、「スマートフォンを上着の袖に隠して撮影した」
などと話していることが分かりました。
専門家は試験の監督だけで不正行為を防ぐことは難しくなっていると指摘しています。

今月15日と16日に行われた大学入学共通テストのうち、初日の15日の午前中に行われた
「地理歴史」の中の世界史の問題用紙が、試験中に撮影され、インターネットを通じて
外部に送られていたことが分かりました。
この問題で大阪府内に住む19歳の女子大学生が27日、香川県内の警察に出頭し
関与を認めたことが捜査関係者への取材で分かりました。

女子大学生は「スマートフォンを上着の袖に隠して撮影しました。1人でやりました」などと話し、
大阪府内の試験会場で受験したと説明しているということです。

今回の問題について、インターネットの犯罪などに詳しい神戸大学大学院の森井昌克教授は、
試験会場の数人の監督者だけで不正行為を防ぐことは難しいと指摘しました。
そのうえで「通信技術が発達した今の状況に合わせて対策を考える必要がある。
今後はスマートフォンなどの機器を試験会場に一切持ち込ませないようにすることも1つの方法だと思う」と話しています。

01/28 07:11