2022/1/29 11:00

 南米ペルーの首都リマ近郊で15日に起きた原油流出について、ラミレス環境相は28日、流出の推定量を当初の約2倍の1万1900バレルに修正したと明らかにした。またカスティジョ大統領は、流出した原油を所有するスペイン石油最大手「レプソル」に賠償を求めると主張している。

 15日は、作業員が海岸で原油を積んだタンカーからの荷降ろし作業をしていたところ、津波が発生。船体が動いて原油が流出した。ペルー政府は、南太平洋のトンガ沖で同日発生した海底火山の噴火に伴う津波が原因とみられると発表した。
しかしカスティジョ氏は25日、現場を視察し、周辺住民を前に、レプソルが「代償を払わなければならない」と強調した。これに先立ち、検察当局は18日、レプソルへの捜査を始めた。与党「ペルー・リブレ」は、レプソルとの契約を見直すべきだと主張している。

 レプソル側は、政府が津波警報を出さなかった点を批判している。レプソルも28日、原油の流出量は1万396バレルだと発表した。
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