初日から電話パンク「うちさぽ東京」 東京都の自宅療養者支援の相談窓口 3時間で6000件

 新型コロナウイルスに感染した自宅療養者を支援する東京都の新しい相談窓口「自宅療養サポートセンター」(通称うちさぽ東京)が31日開設され、食料や健康観察に必要な機器「パルスオキシメーター」の申し込みが相次いだ。
 都内にある拠点が報道陣に公開され、オペレーターが忙しく応答していた。午前中の3時間で6000件の電話があったが、200人体制で対応できたのは1800件にとどまった。一度でつながらないこともあったという。都は「初日なので件数が多くなった」とみており、状況によって最大300人体制まで強化する。
 自宅療養者の急増を受け、都は自宅療養する人のうち、基礎疾患がない50歳未満の軽症・無症状者には日々の健康観察を患者本人に委ねる体制に切り替えている。体調が悪くなった場合にサポートセンターに電話してもらうよう呼び掛けており、そうした電話は午前中に130件あり、看護師が常駐する別の電話窓口に転送した。
 都内の自宅療養者は31日時点で7万2000人に迫った。サポートセンターは=電0120(670)440=で、24時間受け付けている。(加藤健太)

東京新聞 2022年1月31日 20時12分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/157455