9割以上が死滅 佐賀県で生産の養殖カキが記録的な不漁

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20220214/5080011036.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐賀県で生産されている養殖のカキが記録的な不漁となっていることがわかり、
9割以上のカキが死滅したという漁業者も出ています。

佐賀県の沿岸部、伊万里湾や有明海では10月から3月ごろにかけてカキの養殖が盛んに行われますが、
佐賀県のまとめによりますと、今シーズン、記録的な不漁となっていることがわかりました。

唐津市肥前町沿岸の伊万里湾にある養殖場では、山下玄紀さんが例年より数が少ない
カキが入ったかごを海中から引き上げていました。
山下さんは多いときで7トンほどを出荷していますが、今シーズンはわずか1トン余りにとどまり、
養殖いかだの修繕や稚貝の購入の費用で利益はほとんど無いということです。

夏場に水温が30度を超える日が続いたことや、去年8月の大雨で水中の塩分濃度が
薄まったことなどカキの生育に悪い条件が重なったことが原因とみられるということです。

山下さんは「カキは9割以上死んでいて、これまでで最も悪くどうにもならない状況です。
来期はカキの間隔を広げるなど人と違うことも試しながらことしのようにならないよう頑張りたいです」
と話していました。

県水産振興センターのまとめによりますと、伊万里湾ではおよそ8割のカキが
生育の途中で死滅しているほか、有明海のサンプル調査では生産量は
例年の10分の1近くまで落ち込むと推定されているということです。

02/14 12:27