『国連側は、すべてが明治以後に日本の侵略が始まる以前の領土までだけを
容認だった。すでに、東京湾上の米戦艦ミズーリ甲板で無条件降伏文書に
天皇の代理が署名し、連合軍最高司令官マッカーサーがそれを
受理していたからだ。旧ソ連軍は、クナシリ・エトロフについては、
海上包囲と海上封鎖はしたが、上陸・占領はあえて行なってなかった。
サンフランシスコ平和条約で、日本側からの千島全てを放棄する
旨の申し出があった条約文書に米国をはじめ世界各国の代表による
署名が残されていた。北方領土という言葉は無い。』