>>732
終わりが見えない。

短期的には金利差がある限りは円安は進む。金融機関で資金を用意して円を売ってドルの資産を買えば、ドルの高利を享受して支払いは円のゼロ金利で済むので安全に丸儲けできる。
日本以外の全ての先進国と中進国はコロナ後の金融緩和の後始末とウクライナ紛争による急速なインフレを退治するために今後ますます金利を上げる。
日本の金利を上げる話は全くなくて、少なくとも来年黒田の任期が終わるまではないだろう。

つまり円が下がりどまる理由は短期的にはない。

中長期的には円安による貿易の利益が国内に入って来れば、当たり前だが、日本が豊かになるのだから、日本円の価値が上がる。
ところが現実には例えばアメリカに日本車を輸出して得た利益はアメリカやメキシコなどに投資されて日本には入っていない。
この結果中長期的にも日本は貧しくなるだけなので、円の価値は下がり続ける。

まとめると短期的にも中長期的にも円の下げ止まる理由がない。

政府日銀は為替介入に乗り出せるが、根底に金利さがあれば円安はずっと続くので、手持ちの対外資産を介入で使い果たした時点でゲームオーバーになる。

今回は日本以外の全ての先進国、中進国にとって円高に振れるように協調介入するということは、自国通貨を売るつまり自国通貨を沢山出すということで、これは国内のインフレをひどくするオペレーションなので行わない。
結果単独介入ではほとんど効果は出ない。