>>116
アゾフ大隊根本にあるのが、白人至上主義。つまり有色人種より白人は優れていて白人は有色人種を搾取して良いし、白人がやることの邪魔をする有色人種は拉致して拷問したり殺したりして良いという考え。
で、アゾフの場合、これにウクライナ至上主義と国家至上主義がくわわる。

つまり、全てひ優れた白人の国家たるウクライナのため、全ての国民はウクライナに絶対忠誠を違って全てを投げ出して奉仕すべきで、個人の生活や人権のためにウクライナ国家に物申すような奴は許さないし、それがロシアを助けようということなら殺して良いし、そういう奴らの住んでいるところは廃墟にして良い。

そして実際の所、民兵自体のアゾフ大隊はそれを行動に写していたとされる。
つまり、東部の親露的な人たちやウクライナ政府に反する行動をする人、それからそうしているかに関係なくロシア系の住民に対して、相手が非武装であったりしても関係なく、ウクライナに対する反乱反逆を試みる勢力として軍事的に攻撃して虐殺したり、誘拐して拷問したり殺戮したりしていたとされる。
このようなことが可能だったのはクリミアから東部にかけての地域が2014年のロシア軍の侵攻前後にかなり不安定で、実際的なウクライナ政府による治安維持が崩壊していたためでもある。

ウクライナの説明では民兵だったアゾフ大隊はその後国家防衛隊という国内の治安維持のための部隊として正式にウクライナ政府の部隊となり、そうした極右白人至上主義者でないものの参加を大量に受け入れたためそうしたことはなくなったとされる。
しかし、実際にはこの地域の親露派やロシア系住民に対する集団虐殺行為が何度もあったことは欧州安全協力機構も確認しており、そうした集団虐殺行為の実行主体として常に囁かれていたこともまた事実。