※2022/4/9 11:00 朝日新聞

 根拠の疑わしい主張を信じ込み、拡散する陰謀論集団「Qアノン」。ウクライナ危機でも、ロシア側のプロパガンダを広げている。彼らが信奉する謎の投稿者「Q」については、いまだにその正体が明らかになっていない。

 その中で、米国のジャーナリストや研究者らから長くQではないかと疑われている人物がいる。ロン・ワトキンス氏。34歳のアジア系米国人だ。

 朝日新聞は昨年10月に米ラスベガス、今年1月に米アリゾナ州でワトキンス氏にインタビューした。また、ワトキンス氏を知る複数の関係者の証言を得て、本人が「Q」かどうかを見極める取材を進めた。

 ワトキンス氏は米国生まれで、幼い頃からコンピューターに親しんでいた。父親のジム氏(58)は元軍人で、米国内で引っ越しをくり返していたという。西部ワシントン州の高校を卒業後、中国で「10年近く」過ごしたといい、中国語が堪能だ。その後、一時的にフィリピンに居住。また、昨秋ごろまでに5年ほど、札幌に暮らしていた。

つじつまの合わない部分が…
 ワトキンス氏はジム氏とともに、日本の匿名掲示板「2ちゃんねる」の管理・運営に携わっていた。さらに2014年からは、英語圏の似たような掲示板である「8chan(ちゃん)」(後に「8kun=くん」と改称)の管理を担った。

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