日ロサケ・マス交渉11日開始、解禁日に出漁できず
2022/04/11 13:41
[東京 11日 ロイター]
日本の水産庁は11日、北海道沖の太平洋で行うサケ・マス漁の漁獲量などを決めるロシアとの交渉を同日開始すると発表した。
例年は10日に漁が解禁されているが、ロシアがウクライナに侵攻した今年はまだ協議が始まっていなかった。
交渉はオンライン形式で、日本側は水産庁や外務省、漁業団体の関係者などが、ロシア側は外務省や漁業庁の関係者などが出席する。
日本の制裁措置にロシアが反発する可能性があり、事情に詳しい関係者の1人は、「交渉は始まっても余談を許さないと思う」としている。
日本とロシアは毎年春のサケ・マス漁開始前に操業条件を交渉している。
今回協議するのは日本の200キロ海里内分。
日本漁船がロシアの川で生まれたサケ・マスを漁獲するには、日本の水域でも漁獲量などをロシアと合意する必要がある。
ロシアの水域での漁についての交渉は引き続き調整中としている。
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20220411039.html