<関連>
日銀による財政ファイナンス(十字路)
2017/10/20 11:30
 2020年度に国と地方を合わせたプライマリーバランスを黒字化する目標は、
ギブアップ寸前だったが、これであっさり先送りされそうだ。

財政の悪化が続く中で長期金利の低位安定を維持するには、
日銀は国債購入をむしろ増やしていかざるを得ないからだ。

 日銀が始めた国債の大量購入政策にはデフレ脱却効果はなかった。

日銀が国債の購入を止め、保有額自体を減らしていくことが出口だとすれば、
そのような出口はないと覚悟すべきだ。財政の悪化が続く中で長期金利の低位安定を
維持するには、日銀は国債購入をむしろ増やしていかざるを得ないからだ。
それでも引き返さず、縦穴をさらに掘り進むうちに、意図に反して財政赤字を埋める
「財政ファイナンス」に変性してしまっている。

出口とは実は入り口のことだが、もはや元には戻れまい。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22462300Z11C17A0SHH000/

金利を上げる事が出来ない日本。金利差で日本は円安貧乏一直線。