※2022/04/30 05:09毎日新聞

 ロシア国防省は29日、潜水艦から発射する巡航ミサイル「カリブル」を使い、ウクライナを攻撃したと発表した。ロイター通信が伝えた。カリブルには水上艦から発射するタイプもあり、これまで首都キーウ(キエフ)や南部ザポロジエへの攻撃で使われたが、2月の侵攻開始以降、潜水艦発射型の使用をロシア側が認めるのは初めてという。

 ミサイルは黒海に展開中の潜水艦から発射された。水上艦も含め、多様な攻撃能力を誇示する狙いもあるとみられる。

 今回の攻撃に先立ち、英国防省は28日、潜水艦を含む20隻のロシア艦艇が黒海で活動中とツイッターで指摘。沈没した黒海艦隊旗艦の巡洋艦「モスクワ」などの損失はあるものの、黒海艦隊は引き続き「ウクライナの標的を攻撃できる能力を維持している」との見解を示していた。

 ロシア軍は14日に日本海で軍事演習を実施した際にも潜水艦発射型のカリブルを使用。日本政府がロシア側に懸念を伝えていた。

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