北海道内では5月3日、札幌市や千歳市などでクマの目撃情報が相次ぎ、警察が注意を呼び掛けています。

 札幌市南区中ノ沢では、3日午後5時ごろ、近くの住民が「牧場でクマ4頭がウロウロしている。30分してもいなくならない」などと通報しました。

 駆け付けた警察官が、牧場の建物から200メートルほど離れた場所で、クマを確認。クマは親グマ1頭と子グマ3頭とみられ、3日午後6時30分ごろ、近くの林の中に立ち去ったということです。

 千歳市桜木4丁目では3日午後8時ごろ、車を運転していた女性が「30メートル先の路上にクマがいた」などと通報しました。

 クマは隣接する林の中に立ち去ったということですが、現場は住宅街に隣接する市道で、住宅までは20メートルほど。

 近くには小学校もあるということです。

 北海道東部の津別町相生の国道でも、3日午後1時ごろと午後5時ごろに、それぞれ車の運転手が道路わきの駐車場にクマがいるのを見つけました。

 午後5時の目撃情報では、警察官や町役場の職員、ハンターが駆け付けたところクマがまだいたため、爆竹を鳴らすなどして山の方に追い払ったということです。

 いずれもけが人はいません。警察が注意を呼び掛けています。

北海道ニュースUHB 2022年5月4日08:28
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=28037