>>176

田原総一郎が自分のテレビ東京(東京12チャンネル)時代の事を書いた『小説・テレビディレクター』の中に、
田原のドキュメンタリー番組の構成を担当していた劇作家の清水邦夫が、
左翼運動とそれを弾圧する側の矛盾について、こんな事を話す場面がある。
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「左翼デモでは、『貧しい労働者を救え!』と叫んでる側がエリート大学のお坊ちゃん学生で、
彼らに警棒で殴り掛かってる警官たちの方が田舎の農村から出てきた高卒の底辺労働者なわけだよ。
で、貧しい警官たちは、明らかに、お坊ちゃんエリートに対する嫉妬があって、憂さ晴らしの気持ちもあって殴ってる。
この矛盾が解決できない限り、日本では革命は起こりえないだろうよ」