※2022/07/06 05:00

 官民で共同開発した国産ドローン「 蒼天そうてん 」が、機体の不具合を理由に全国の警察や消防で使用停止となっていることが分かった。安全性がセールスポイントだったが、4月に機体の不具合が原因とみられる墜落事故を起こしていた。開発企業が不具合の解消に向けて、制御プログラムの更新準備を進めている。

 蒼天は幅約64センチ、重さ1・7キロの小型空撮用ドローン。小型機は、中国企業製が日本国内でも圧倒的シェアを誇る。撮影画像や飛行データなどの情報漏えい防止などの観点から国産機を求める声が高まり、蒼天が誕生した。

 開発は、ドローン関連の新興企業「ACSL」(東京)やNTTドコモのほか、経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などが共同で担った。蒼天は風速15メートルの強風でも飛行可能で、離島の測量や、災害時の捜索活動などでの活用も想定されている。

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読売新聞オンライン: 警察・消防配備の国産ドローン「蒼天」、不具合で運用停止に…4月に墜落事故.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220706-OYT1T50015/