0001朝一から閉店までφ ★
2022/07/26(火) 19:58:34.70ID:RHVy/obL9https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/wp-content/uploads/2022/07/8f2973eb9918dae63b170b04dd09ab1c.jpg
「世界で最も素晴らしい仕事を手放すことがどれほど残念か。でも、しかたない」。
最後まで「らしさ」連発でした。辞意を表明したイギリスのボリス・ジョンソン首相は、演説で悔しさをにじませつつも、みずからの実績を強調し、強気な態度を崩しませんでした。
ヘアスタイル以上に、スキャンダルや言動に注目が集まった3年間。その最後、辞意表明までの42時間は、「近年のイギリス政治史上、最も荒れ狂った時間」とも評され、まさにジョンソン劇場でした。
(ロンドン支局長:向井麻里)
<7月5日午後6時ごろ> 突然の閣僚2人の辞任
事態は突然動きました。BBCが突然「ジャビド保健相が辞任」、ほどなく「スナク財務相も辞任」と、速報で伝えたのです。
重要閣僚の辞任が深刻であることは間違いありません。2人はいずれも首相宛ての書簡をツイッターで公表しました。
ジャビド氏
「あなたのもとで現状を変えることができないのは明らかで、あなたは私の信任を失った」
スナク氏
「国民は政府が適切かつ有能に、そして真剣に運営されることを期待している」
政局につながるかもしれない、でもジョンソン首相は今回もタフに切り抜けるのではないか、そう感じながら取材を続けました。
BBCなどイギリスメディアは、これでジョンソン首相が辞任に追い込まれるかは不透明だと繰り返し伝えていました。
一方で、有力紙「タイムズ」は深夜に「ゲーム・オーバー」と題した社説を発表。「もはや誰もジョンソン政権のことばを信じることはできない」と断じ、辞任を求める立場を表明しました。
<7月6日午前> 辞任相次ぐ
翌6日の朝から政府の高官が次々に辞任を表明し、数時間のうちにその数は10人を超えました。
ただ、閣僚の新たな辞任表明はありませんでした。今回もジョンソン政権は持ちこたえられるのかもしれないと感じていましたし、ともにジョンソン政権を取材してきたNHKロンドン支局のスタッフとも、「ボリスはしぶといから、自分からは絶対辞めないだろう」と、おおむね見立ては一致していました。
「首相は終わった」「もう辞任は時間の問題だ」といった意図的なリークも含めた情報が飛び交いましたが、首相官邸は辞任を否定し続けました。
<7月6日正午すぎ> 首相は何を語る?
この日は水曜日。昼過ぎからは、毎週恒例の議会での討論が予定されていました。
渦中の首相は何を語るのか。
姿を見せた首相に悲壮感はなく、いたって強気でした。野党側からだけでなく、与党議員から「いつ辞めるのか」と迫られても、「経済対策などすべきことがある」と辞任を真っ向から否定しました。
しかし、議場の雰囲気は異様でした。狭い議場では、通常、首相と議員の間で丁々発止のやりとりが行われ、ヤジが飛び交い、議長は「オーダー(静粛に)!」とおさめるのが通例です。
この日、ヤジを飛ばすのは野党側ばかりで、与党側からの援護射撃の声はほとんど聞こえませんでした。与党議員は硬い表情で座ったまま。ジョンソン首相のことばは空回りしていました。
<7月6日夜> 結局、辞任する?しない?
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