岸田首相は、10日に行う内閣改造と自民党役員人事に向け、調整を本格化させている。

国会記者会館から、フジテレビ・福井慶仁記者が中継でお伝えする。

今回の人事について首相周辺は、「首相が1人で決める」としたうえで、「老・壮・青バランスよくの人事にはならないだろう」と話している。

岸田首相は8日、公明党の山口代表や、二階派、安倍派の幹部と会談し、人事の要望を受けた。

安倍派のキーマン・萩生田経済産業相は、留任など閣内か、政調会長など党の要職で起用する方向だが、8日の会見で、現在の仕事の「継続が望ましい」と続投に強い意欲を表明した。

これに対し、岸田首相は、官邸を訪れた安倍派の塩谷会長代理に、「わたしが判断する」と伝えたという。

岸田首相は、このあと午後4時半から、自民党の臨時役員会などで、党役員人事の一任を取り付け、人事は、8日夜から大詰めを迎える。
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