そもそも通貨制度自体が 
政府の国民に対する「借り」であり
国民の政府に対する「貸し」である

通貨制度に関する政府の国民に対する「借り」とは
「通貨に関する真っ当な経済行為を政府が国民に取らせる」と言うこと
通貨制度に関する国民の政府に対する「貸し」とは
「通貨に関する真っ当な経済行為を国民がちゃんと取ってあげる」と言うこと

お札を燃やして呪文を唱えたり
ニセガネを作ったり
人の金を盗んだり
1000円の品を10000万円だと偽って売ろうとしたり
購入した品物をいついつに届けると約束したのに品物持ってトンズラしたり
こういったことを国民がやらない/国民にやらせないということ

政府と国民との間で通貨制度について「貸し」「借り」している中身とは、この「通貨に関する真っ当な経済行為」のこと

だから通貨制度において、政府の国民に対する借りが増えるとは
「通貨に関連する事柄について真っ当な行為が増える」と言うことに他ならず
つまり「真っ当な財やサービスが増える」と言うことに他ならず
つまり「富が増える」と言うことに他ならない

通貨に関連するあらかじめ想定された経済行為をちゃんと国民が行う
また通貨に関するあらかじめ想定された経済行為をちゃんと政府が国民に取らせる
この状態が生ずると予想出来ること
これが通貨制度における「信用」の中身
通貨が通貨としてちゃんと機能するように政府及び国民が誠実に行動すると想定出来ると言うこと

この信用を担保にして通貨が政府によって独占的に発行され(通貨の発行権)、
国民の間にばら撒かれて経済行為のツールとして国民に利用される
これを「通貨の信用創造」と言う