夏休みが明け、新学期がスタートした。しかし、この時期に増えるのが不登校だ。そこで注目されているのが、仮想空間で授業が受けられる「メタバース登校」。自治体と連携し、新たな学びの場の確立を目指している。


 不登校の状態にある小中学校の児童・生徒の数は、年々増加し2020年度には、約20万人と過去最多となっている。そんな中、注目を集めているのが「メタバース登校」だ。認定NPO法人カタリバの今村久美代表理事に話を聞いた。

今村代表理事「いろんなところから、メタバース上に子どもたちが集まって、全国の同じ立場の子どもたちと一緒に学び合うそういう場所になっています。オンラインっていう手段を使えば、不登校の子どもたちも誰かとつながることがしやすい空間になるなと思っています」

認定NPO法人・カタリバが運営している「room-K」は、メタバース空間にログインし、教室に入ることで授業が受けられる。さらに、アバター同士が近い距離にいるとカメラが起動し、コミュニケーションをとることも可能だ。

今村代表理事「誰かと繋がることが怖くなってしまっていたり、学校に行くということができなくなってしまった子どもたちにとっては、オンラインというハードルの低いきっかけで、もう一度学ぶことができるようになります。(メタバース空間上で)誰か友達ができて、人と話してるうちに今度は『また、おうちの外に出てみようかな』とか、現実の学校、例えば『別室までだったら行ってみようかな』など、次のステップに繋がるきっかけになると思っています」

気軽に利用できるメタバース空間で、勉強はもちろん人と人との関わりも学べるように出来ている。利用者からは「夏休みの宿題をこんなにたくさんできたのは初めて」「目標を持てるようになった」など、明るい声が上がっているという。


 そんなメタバース登校「room-K」を“教育の選択肢”として活用していくことにしたのが埼玉県戸田市。認定NPO法人カタリバと連携協定を結び、学校長が認めればメタバース登校でも出席扱いにする方向で進めている。

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