中国が主導する広域経済圏構想「一帯一路」で、新興国向け融資の焦げつきが増えてきた。米シンクタンクによると、金利を減免するなどした債権は2020~21年に計520億ドル(約7.4兆円)と18~19年の3倍を超した。中国は新規貸し出しに慎重になり、20年の貸出額は18年の約4割に急減した。各国のインフラや資源開発に向かった中国マネーに当時の勢いはない。

スリランカ南部のハンバントタ。中国が債務免除と...(以下有料版で、残り1656文字)

日本経済新聞 2022年9月17日 20:12 (2022年9月17日 22:19更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0240A0S2A800C2000000/