※朝日新聞デジタル 2022/9/28 13:00

 石油元売り最大手のENEOSホールディングスの会長・グループCEOだった杉森務氏(66)や、俳優の香川照之氏(56)が、接客業の女性に対して性暴力を加えたと報じられ、仕事を失った。識者は「仕事ができれば、人気があれば、何をしてもいいという時代ではなくなっている」と指摘する。

 東京・銀座でクラブを経営する50代の女性は「コロナ禍の厳しい状況下で来てくれるお客様は大変ありがたい。でも、紳士淑女の社交場であることを踏まえて振る舞ってほしい」と話す。

 「クラブやキャバクラといった女性が接待する店では、性暴力が起こりやすい構造がある」と指摘するのは、立正大学の上瀬由美子教授(社会心理学)だ。

 一般には「ハラスメント」とされる行為でも「おさわり」と表現され、言葉遣いにも性被害を許容する構造が表れているとみる。

 背景にはSNSなどで女性の声を可視化できるようになったこともある。

 「No」「ダメ」といった訴えが消えることなく、相手に届くようになった。

 近年は、性被害を告発する「#MeToo」運動や、性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」も広がっている。

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朝日新聞デジタル: 水商売の女性に性暴力、相次いだ退場 「ルールに昼夜の境なし」:朝日新聞デジタル.
https://www.asahi.com/articles/ASQ9X3RG4Q9XUTIL009.html