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> 橋の建設は2006年にウクライナの閣議で再検討され、
当時のウクライナ運輸大臣ミコラ・ルドコフスキーは、
橋が「ロシアのコーカサスを訪れるすべての観光客がクリミアにも訪れる」ことを可能にするので、
「クリミアにとって正味のプラス」となることが期待できると述べた[7]。
この問題は2008年に両国の首相によって議論され[8]、
その年に採択されたロシアの交通戦略では、
2016年から2030年の期間における南連邦管区の交通インフラ整備の最優先課題としてケルチ海峡橋の建設を想定し、2015年までに設計を作成することとなった。

2010年、ウクライナのヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領と
ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領がケルチ海峡への架橋計画に合意し、署名を行った[9]。
2013年11月のウクライナ・EU連合協定(ウクライナ語版)否決により架橋計画への関心はさらに高まった。

2014年1月下旬、ウクライナとロシアの両政府は、
ウクライナとロシアの新しい合弁会社が橋梁を建設し、
ロシアの国営企業であるロシア高速道路公団(アヴトドル)が管理を行う方向で合意した[10]。
ウクライナの経済発展貿易省は、建設には5年かかり、15億ドルから30億ドルの費用がかかると概算した[10]。
2014年2月初頭にはイーゴリ・シュワロフロシア連邦第一副首相がアヴトドルに対して実現可能性の研究報告を2015年までにまとめるように指示した。