円高デフレスパイラル不況で最も怖いのは、
個別の財サービスや賃金下落というミクロ問題でなく、
民主党政権時には100兆円弱も抱え込んでしまったGDPギャップ(均衡GDPと完全雇用GDPの差)
= 失業や非正規雇用化、移民労働力化低賃化、の大量発生、
というマクロ問題。
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しかもたった1~2%のインフレ率マイナス(デフレ)で、↓発生するから、デフレは怖い!
インフレの場合、高度成長期はコアコアCPIが毎年10%弱だったか、それがマクロ経済的な視点で「苦しかった」なんざ世評は皆無だった。
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だからケインズもインフレ主義者だった!
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■ 業績の悪化、賃金低下による失業者の発生、格差の拡大
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■ 同額でも、企業や家庭の債務が実質的に悪化
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■ 将来のデフレ予想による消費の減退
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■ 実質金利(=名目金利+デフレ予想)が上昇し期待収益率を上回り、設備投資が減退
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■ イノベーションの減少(デフレでは拡大や成長を求めず縮退的になり、リスクテイカーは淘汰される)
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■ デフレと相関性の高い通貨高による輸出減少と輸入デフレ不況(自国製品が国内外で売れず、移民労働も増加)
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■ 通貨高で生産拠点が海外シフトし構造不況(海外脱出組はまだマシで、ほとんどの企業がその前に倒産)

■ 経済成長の悪化→税収低下

■ 生活保護や雇用調整金など社会保障支出の増大による、財政の悪化(とドーマー条件を無視した、罪務省的プライマリーバランス狂信者は発狂する)