NHK10月27日 19時42分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221027/2000067719.html

必要な生理用品が手に入らない子どもたちを支えようと、大阪市は、これまで一部の学校で試験的に行っていた生理用品のトイレでの無償提供を、すべての小中学校で実施することになりました。

大阪市は、必要な生理用品が手に入らない子どもたちを支え、安心して学校生活を送れるようにしたいと、ことし6月から7月にかけて、市内の小学校と中学校、それぞれ2校の女子トイレなどに生理用品を置いて、無償で提供する取り組みを試験的に行いました。

大阪市によりますと、子どもたちからは「急に必要になったときでも保健室に行かずにすみ、よかった」といった意見が寄せられ、利用も多かったということです。

これについて松井市長は市議会の本会議で、「すべての小中学校で、児童や生徒が気兼ねなく生理用品を手に取ることができるようにしたい」と述べ、生理用品のトイレでの無償提供を今後はすべての小中学校で実施する方針を示しました。

大阪市教育委員会は、「速やかに整備を進める」としていて、準備がととのった学校から順次、提供を始めたいとしています。