自国通貨建て債務状態から破綻に至る例もあるが、
何でわざわざ外貨建て国債を海外に発行する羽目になる国があるのかといえば、
国内金融機関による国債買い支えが不可能になったからという場合が多い。

日本は現時点では外貨建て国債を発行せずにすんでるが(国債の海外保有は10%くらいにはなってる)、
財政悪化して国債格付けがBBB以下に落とされたら、
国内の安定運用志向の金融機関が日本国債買い入れ本格的に減らし始めるから、
日本も外貨建て国債発行国の仲間入りをすることになる。

いきなり財政破綻に至る手前で、そうなる可能性の方が高い。
ただ、格付け下がった外貨建て国債の金利はアホみたいに高くなるので、
莫大な国債を発行してる日本は、凄まじい利払い費地獄に落ちるが。