北海道内の一般道に68機設置されていた「固定式」の速度違反自動取締装置(オービス)が
11月までに全て撤去されたことが道警への取材でわかった。今後は小型で持ち運びが可能な「移動式オービス」を
中心とした新たな形の取り締まりに移行する方針だ。道警は、交通環境に応じた柔軟な運用を行うことで、これまで以上の
速度抑止効果が期待できると考えている。(林麟太郎)

 札幌市東区の郊外の道道に9日、箱形の移動式オービス(約30センチ四方)が設置された。片側3車線で周辺には
信号機がないため、制限速度の60キロを超えて走る車が多く、過去には重傷事故も発生している。三脚に載った
移動式オービスは、時々フラッシュを光らせ、雪が残る路面を猛スピードで走る車を撮影していた。

 移動式オービスは通行車両の速度違反をレーダーで感知して撮影し、後日、ドライバーを呼び出して交通切符を
交付する仕組みだ。重さは約8キロと簡単に持ち運ぶことが可能で、道幅が5・5メートル未満の生活道路にも設置できる。

 この道道沿いで中古車販売店を営む男性は「100キロ近くのスピードで走る車もおり、以前から危ないと感じていた。
取り締まりの効果で、安全運転への意識が広まってほしい」と期待を込めた。

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読売新聞オンライン 2022/12/17 19:30
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221217-OYT1T50146/