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米国、コロナ感染後遺症で厳しい超過死亡、脳損傷、【免疫システムの弱体化】、がん治療の遅れ様々

コロナ後遺症、パンデミック以上に警戒必要-呼吸器以外にもリスク
Bloomberg 12月19日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-19/RMYKMHDWRGGH01
抜粋

・精神疾患の増加からがん治療の遅れなどさまざまな二次的影響
・新型コロナ、多重システムのクラスター爆弾に似ている

(略)
■クラスター爆弾
 WHOが「ロング・コビッド」と略称で呼ぶコロナの後遺症は、呼吸器疾患が長引く症状よりはるかに深刻だ。
気道内部を攻撃するインフルエンザとは異なり、コロナは多重システムのクラスター爆弾に似ている。
 カリフォルニア州サンディエゴ近郊にある
ラホヤ免疫学研究所自己免疫・炎症センターのソニア・シャルマ准教授は、
「肺だけにとどまらない。
ウイルスと免疫システムの間で闘いが繰り広げられており、
その闘いはほとんど全ての臓器で発生する可能性がある。
完全なゲームチェンジャーだ」と語る。
 複数の研究は、これが患者の免疫防御を損ね、単核症や帯状疱疹(ほうしん)を引き起こすウイルスなど、
体内に残るウイルスを再活性化する可能性があることを示している。
専門家らによると、当初のコロナ感染で症状が軽度だった後遺症患者の場合、
感染への対応を遅らせ、慢性状態を悪化させる免疫変化が6カ月間続く可能性がある。
  コロナで重症化した患者では、
免疫細胞集団の変化や特定の白血球の持続的活性化といった免疫障害が最大1年後まで観察されている。
  オーストラリアのメルボルンにある非営利の医学研究組織、バーネット研究所のブレンダン・クラブ所長は、
コロナ患者のわずか5%に免疫機能障害が生じた場合でも、
他の多くの感染症による脅威が高まる可能性があると指摘。
「コロナ以外の感染が増幅し、免疫機能不全となった患者をむしばむ可能性が高くなると予想される」と述べ、
「その後、これらの感染症は本来よりも容易に広くまん延していく」との見方を示す。

記事に続く