戦後に作られた時計など集めた展示会 下諏訪町

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230306/1010025802.html
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精密機械産業が盛んな諏訪地域で戦後に作られた時計などを集めた展示会が下諏訪町で開かれています。

下諏訪町の「しもすわ今昔館おいでや」には、諏訪地域で昭和20年代から50年代にかけて

生産された時計などおよそ50点が展示されています。
このうち、戦後まもない昭和21年に諏訪地域で初めて生産された女性用の腕時計は、
物資が不足するなか、戦前の部品が流用されたということです。

また、昭和20年代からおよそ20年に渡って製造されたオルゴールつきの置き時計や
昭和40年代を中心に人気を集めたドラム式のデジタル時計も展示されています。
このほか、昭和20年代の部品工場や、時計の製造に初めてベルトコンベアシステムが採用された、
昭和30年代の工場の様子が写真で紹介されています。

展示会を企画したセイコーエプソンの元デザイナー、岡谷哲男さんは
「戦後、諏訪湖の周辺でゼロから始まり、わずか30年で世界の頂点に立った産業の軌跡を見直してほしい」と話していました。
この展示会は、今月26日まで開かれています。

03/06 07:05