絶滅危惧種指定の「イズモコバイモ」 出雲市の群生地で盗掘か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20230318/4030015534.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

絶滅危惧種に指定され、島根県だけに自生する「イズモコバイモ」が、出雲市の群生地で
盗掘されたとみられることが保護団体への取材でわかりました。
団体は警察に被害届を提出したということです。

「イズモコバイモ」は、島根県だけに自生するユリ科の珍しい植物で、環境省が絶滅危惧種に指定しています。
国内最大級の群生地、出雲市佐田町では、この時期、一般公開されていますが、「イズモコバイモ」の保護に取り組む
団体によりますと、今月15日ごろ、「イズモコバイモ」の中でも特に希少な
「シロバナイズモコバイモ」1本がなくなっていたということです。
現場には掘り出されたような跡が残っていたことから、団体では、盗掘された可能性が高いとして、
警察に被害を届け出たということです。

「シロバナイズモコバイモ」の花は、ふつうの「イズモコバイモ」にみられる筋状の模様がなく、真っ白な見た目が特徴で、
インターネット上では、1本あたり1万5000円ほどで取り引きされることもあるということです。
保護団体の「発見地反辺のイズモコバイモを守る会」は「子どものように育てた花がとられてしまい、
許せない気持ちでいっぱいだ。大切に育てている人の気持ちを考えてほしい」と話しています。
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03/18 19: