東京大学医科学研究所 SARS-CoV-2オミクロンXBB.1.5株のウイルス学的性状の解明

オミクロンXBB.1.5株のスパイクタンパク質は、感染受容体であるACE2に対しオミクロンXBB.1株よりも強く結合した。
また、スパイクタンパク質と感染受容体ACE2との結合を実験的に検証した結果
オミクロンXBB.1.5株スパイクタンパク質のACE2への結合力がオミクロンBA.2株と比べると6倍
オミクロンXBB.1株と比べると4倍高くなっていることが明らかになりました 
オミクロンXBB.1.5株は、スパイクタンパク質にS486P変異を獲得したことで
オミクロンXBB.1株よりも強く感染受容体ACE2と結合できるようになり、その感染性を高めたと考えられます。