具体的には、脳活動から感覚や思考の情報を抽出できる新たな人工知能の開発と、抽出された情報の共有を実現する数理理論の構築、さらに動物実験による技術検証を行います。
脳と脳との直接的なコミュニケーションの実現には、「個々の脳で用いられているコードを解読する技術」と、「解読したコードを脳から脳へと送信する技術」が不可欠です。
脳が使用するコードは私たち一人一人の間で異なる可能性が高く、複数の脳の間でコードを対応づける作業(「翻訳」)が必要となります。
また、脳活動をもとにデバイスを操作する場合にも、脳とデバイスの間でのコードの翻訳が必要です。
異なるシステム間での情報翻訳技術は本プロジェクトを成功に導くための中核技術の1つであり、その構築のための数理理論を整理し、工学的実装を達成するのが本項目の主たる目標です。

恐ろしや