日銀は28日の金融政策決定会合で、過去の金融緩和策を総合的に評価する検討に入った。現在の異次元緩和を含めたこれまでの金融緩和策の有効性と副作用などを改めて明確にし、植田和男総裁率いる新体制の金融政策運営に生かす。政府による新型コロナウイルスの位置づけ変更に伴い、政策金利のフォワードガイダンス(先行き指針)も見直す方向で議論する。

債券市場の機能低下といった副作用が指摘される長短金利操作(イールド...(以下有料版で,残り1002文字)

日本経済新聞 2023年4月28日 10:30
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB27DOK0X20C23A4000000/