※岐阜新聞
2023年6月1日 08:18

 岐阜県美濃加茂市健康のまち一丁目の中部国際医療センターは31日、ヤギによる除草を新たに開始した。岐阜大(岐阜市)のヤギ16頭が派遣され、11月末までの約半年間、常駐する。医療機関でヤギが除草する事例は全国でも珍しく、除草費用の削減のほか、患者や医療スタッフへの癒やし効果が期待されている。

 ヤギ除草は、農業生産法人フルージック(美濃加茂市)の仲立ちでセンター南の調整池周りの草地約7500平方メートルで実施。人力での草刈りに比べ、除草費が約3割削減されるという。

 緑地管理のほかに、患者や医療関係者を癒やす効果の研究にも役立てるほか、センターの健康増進施設クラブMと連携し、ヤギと触れ合いながら行うヨガの実施も検討している。

 この日は、センターの医療関係者や敷地内の保育園の園児ら約30人が、大学から運ばれてきたヤギを出迎えた。ヤギは到着するなりニセアカシアなどの葉を食べ早速「仕事」に励んだ。

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https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/238545