ことし7月、東北医科薬科大学の52歳の男の教授が、仙台市内の商業施設で面識のない未就学の女の子に、わいせつな行為をして連れ去ろうとした疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、仙台市にある東北医科薬科大学の教授、藤井優容疑者(52)です。

警察によりますと、ことし7月26日、仙台市泉区の商業施設で、未就学の女の子の体を触るなどのわいせつな行為をしたうえ、連れ去ろうとした疑いが持たれています。

母親が目を離した隙に女の子に声をかけて体を触り、抱きかかえて連れ去ろうとしたということですが、抵抗されたためその場に置いて立ち去ったということです。

まもなく母親から「子どもが連れて行かれそうになった」などと警察に通報があったということで、警察が防犯カメラの映像などから特定し13日、逮捕しました。

警察によりますと、教授と女の子に面識はないということで、警察が当時の状況などを詳しく調べています。

警察は被害者に配慮するとして認否を明らかにしていません。

藤井教授が勤務する東北医科薬科大学によりますと教授は物理学を研究しているということで、大学は「逮捕されたと聞いてわれわれも驚いています。警察の捜査には全面的に協力いたします」とコメントしています。

NHK NEWS WEB
2023年9月13日 18時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230913/k10014194541000.html