【ロンドン共同】世界有数の火山国アイスランド南西部で火山が噴火する可能性があり、当局は16日までに非常事態を発令して警戒を呼びかけた。英メディアによると、地震も頻発し、住民約4千人が一時避難した。

 火山は首都レイキャビク近郊。ロイター通信などによると、14日には周辺地域で約800回の地震が記録され、地熱発電所を守るための防護壁の設置も進められた。ただ、専門家は噴火の可能性は低くなりつつあると分析しているという。

 観光客に人気の世界最大級の露天温泉施設「ブルーラグーン」は30日まで休業となった。

 アイスランドでは2010年にも火山が噴火し、欧州の航空網がまひ状態になった。

共同通信 2023年11月16日
https://www.47news.jp/10139717.html