JR東日本クロスステーションが運営するハンバーガー店「ベッカーズ」の最後の店舗である柏店(千葉県柏市)が22日、最終営業日を迎えた。首都圏を中心に一時は約40店舗まで拡大したが、新型コロナウイルス禍や材料費高騰などのあおりで厳しい経営状況が続き、37年の歴史に幕を下ろして閉店した。

この日は閉店を惜しむファンらが朝から行列をつくった。9日からは1990年代に販売していた商品を再現した「ラスト・ベッカーズバーガー」を販売し、2時間待ちとなる日もあった。

ベッカーズは、昭和61年に外食大手「ロイヤル」(現ロイヤルホールディングス)が東京都新宿区に1号店をオープン。平成2年に当時のジェイアール東日本レストランが全株式を取得して駅構内を中心に展開したが、事業再編などで閉店が相次いだ。

産経新聞 2023/11/22 22:54
https://www.sankei.com/article/20231122-LAP4XHLJ3BIUZIURXV7OQ44UBM/