[東京 21日 ロイター] - トヨタ自動車株が急落している。傘下のダイハツ工業が20日、国内外で販売する全車種の出荷を一時停止すると発表したことを受けて売りが先行し、一時5%超安に下落した。

トヨタも一部車種の出荷を停止。車両の安全性を確認する試験不正問題を巡り、不正対象が64車種に拡大するため。出荷再開時期は未定。世界で112万台をリコール(回収・無償修理)すると発表したことも嫌気されている。助手席のシートセンサーがショートし、エアバッグの制御システムが適切に作動しない恐れがあるという。

一方、軽自動車でダイハツと競合するスズキは逆行高となり、株価は一時3%超高。ダイハツからシェアを奪うのではないかとの思惑が出ている。同じく軽自動車を手掛ける三菱自動車工業も小高い。

12/21(木) 9:43 ロイター
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